2004-01-01から1年間の記事一覧

バンドの要とはボーカルでもギターでもなく

ドラムだと折に触れ思うんですよ。リズムを制する者がバンドの色を決める。そして実質的な支配者だからこそ、ドラマーは支配者っぽくない人のほうがいい。みんなに一見おまけのように扱われていて、実は一番メンバーの心のよりどころになっている人。ついで…

第32回 山南脱走

「いまは山南が頼りなんだ」先生! 全然そういうふうには見えません! 少なくとも山南さんには伝わってないと思います! もう誰か、あの馬鹿男に麻酔銃でも撃って一週間くらい強制休養させてから「話し方教室」に放り込んでやってはどうか。いつまで自分の人…

第31回 江戸へ帰る

近藤と永倉じゃあねえ。お世話になった皆さんに京みやげなんて、気の利いたことも思いつかないだろうなあ。って大目に見てやってたら、ちゃっかり奥さんにだけ買ってきやがってたか。でも夫婦の抱擁が心温まったので許す。ていうか本当にくそかわいいなこの…

第30回 永倉新八、反乱

そりゃ私も納得できません! 他のことはまあいいとしよう。だが、留守番部隊に一銭も出ないとはどういうことだ。非番じゃないんだぞ。あのときは確か、勤皇派側が攻めてくる可能性だって間違いなくあって、後方も守りを固めていたはずだろう。 差をつけるの…

第29回 長州を討て

んんんんー。なんか入り込めるところと、おいてけぼりな感じのところがまだらな回だったー。 おいてけぼりパートは主に、「陣を張る新選組」に関する部分なのだった。どうも私の中で、このドラマの新選組は「警備をする人たち」ではあっても、まだ「戦をする…

第28回 そして池田屋へ

野次馬が物凄く近くで見ている。あれが、警察の「立入禁止」テープのない時代ならではだと感じると同時に、現代と江戸はそう変わらんよなーとしみじみ思わせた。ほっとけば群がっちゃうからテープ張るんだしな。あの時代にカメラ付き携帯があったら、あそこ…

第27回つけたし

再放送で気づいたシリーズその1。平助が詐称して遊んでいたお茶屋?さんの敷物が面白かった。あれは洋物の絨毯じゃないだろうか。えらくハイカラな感じ。 再放送で気づいたシリーズその2。トリビアが「私が」「私が」うるさく主張したのは、軍議で発表しよ…

第27回 直前、池田屋事件

鬼になっても、近藤さんはやっぱり悩んでいた。ああ、またなんかみんなに言われるかなー頼りがいがないとか、うじうじするなとか(被害妄想)。しかし私は断固支持するぞ。だって今日の平助との会話でじーんとしちゃったからな。悩む人じゃなかったら、平助…

「うぶめの夏」映画化だそうで

キャスティングについては誰しも一家言ありそうなこの作品。反論は山ほど来そうなのであえて受け付けませんが、自分的にはいいこと思いついちゃったー。関口に相島一之、いいんじゃないかなー見たいなー(うっとり)サルと呼ばれて違和感ない顔でありながら…

何かのたたりですか

2004-07-01の日記を書いた次の日……部屋でいきなりお会いしましたよ……丸々としたアレに…… 引っ越してから一度も見たことなかったのに! 土方はいいよなあ! 芹沢は一人殺せば終わりだもん!

第26回 局長近藤勇

不思議な感じであるな。なんか、先週までとは全然違うドラマを見ているような気がする。手紙を使った駆け足方式のせいもあるんだろうけれども。んー…大河ドラマみたいっていうか。(大河ドラマなんだよ) いや、先週までは見ている自分の気持ちが、かなり登…

第25回つけたし

1テーマ語ったところで力尽きた即日感想。なにやら力んで語っているが、「部屋の片付けはちゃんとしないと自分に返ってくるなあ」が視聴時最初の感想だった人とは思えませんね。 あと芹沢征伐の映像を見ながら思い出してしょうがなかったのが、去年の今頃、…

第25回 新選組誕生

ああそうかと、最後の最後に腑に落ちた。「俺は鬼になった」という言葉の意味がだ。 私の理解力のなさがなせる業なんだろうが、途中でこの台詞が出てきたとき、いまひとつ劇的な転換だと感じなかった。やっぱり芹沢の用意した台詞に乗っかっただけじゃないの…

第24回つけたし

再放送を見たら、あんまり副長さんズの一直線っぷりが気にならなくなった。慣れてきたか? それとも「土方=過保護ママ」というキーワードをとりあえず忘れて、あれはあれで身を立てようと必死な若者なんだと思って見たからか? でも、これはよそで言って評…

第24回 避けては通れぬ道

とうとう、24回まで近藤先生は手を汚さない男として来ることになったけれども、あと一回でどうひっくり返すのかな。周りが(芹沢までが…)お膳立てを整えてしまってあとはなし崩し、って印象にならないように持ってけるのか。まあ、拝見いたします。 竜馬さ…

第23回 政変、八月十八日

派手に悪行を働いていた前回ではなく、そりゃ暢気に休みはとったけれど、一応筆頭局長らしい振舞いもした今回に粛清を決められてしまう芹沢が哀れっちゃあ哀れである。なんか、悪人だから成敗されるのではなく、このやる気のないおっさんを戴いていても俺達…

第22回つけたし

よくできていた話は後になるほどやっぱり語りたくなってくる。又三郎はん、夢を語っていたときよりも、すっころんでへらへら笑っている姿がもっと切なかった。苛立っている鴨の目から見るとそれがウザいのもよくわかって、それだけに哀しかった。「殺したい…

第22回 屋根の上の鴨

ああ、今週は面白かった。よくできてた。よくできてたのであんまり言うこともないような、そんな回だったー。 でも一言言うか。鴨、焼き打ちくらい自力で思い立て。 二たび、でも。20回からこっちの、「俺は馬鹿で短気で」とぶちまけてしまったあとの芹沢は…

第21回その他つけたし

自己ツッコミ。熊太郎じゃないよ熊次郎だよ。ちょっとキャラクター商品ぽい間違いに。 「俺はこっちで死ぬ覚悟でいる。あんたにも覚悟を決めてもらう」だいたいわかっていたことではあるが、おつねちゃん、あなたの最大の敵は深雪太夫でも浪士組に誘った山南…

第21回 どっこい事件

冷静に考えると、自分が京に残る筋道を通すために上様に残留をお願いするって、忠義者なんだか態度がでかいんだかわからんな。真顔で思いつくあたりがさすが近藤先生ではある。 その件はまあいいんだが、今日はちょっと文句言いたいぞー。展開に。一言で言う…

今日のこの日に

このように文章を書く場がある、からには、書いておかなきゃなのである。 おととしのこの日に伊藤俊人氏が亡くなったのを知ったとき、とにかく「勿体無い」としか思えなかった。当時それほど氏の出演作を見ていたわけではなかったのに、物凄い喪失感があった…

第20回 鴨を酔わすな

六畳と八畳が四部屋ずつならあわせて五十六畳。五十人なら1.1畳ちょっとだね、と山南さんの最初の台詞のあとすぐ計算していた私も壬生浪士組に入れてもらえますか? と、リクルート班のエピソードにはたいへん心和みつつ(山南さんの「採用です!」が山南史…

第19回 通夜の日に

うひゃあ。日曜8時のNHKであんなもの流していいんでしょうか。あんなものってもちろんあれです、鴨さんとお梅さんの。耳掃除の時点で既にご家庭に気まずい沈黙間違いなしのエロさが撒き散らされていましたが、耳ー、首ー(動転のため文章が乱れております、…

第18回 初出動! 壬生浪士

いやあ、久々にまったりとした回であった。ここのところぎゅうぎゅうに内容の濃い回が続いていたので、こんな週がたまにあってくれたほうがほっとする。フォローでなく。 まあそれはそれとして、勇さんの苦悩は(リアルでも劇中でも)一週間ですっかり過去の…

第17回つけたし

やっぱりなー、殿内に「殺される理由なんか何一つなかった」とは私は思えんのだよなー。殺されるには可哀想すぎる人だとは思う。でも、そういう人でもやり方がまずければ殺される理由ができてしまう。とくにこのときは、そういう世の中だったんじゃないか。…

第17回 はじまりの死

ゲーテ曰く、世の中の悲劇の大部分は悪意と奸策からではなく、誤解と怠慢から起こる。偉そに始めてみましたが、たまたま読んだ「若きウェルテルの悩み」にあった一文があまりにも頷けたので、今でも覚えてるだけなんですけど。ほんとにね。ほんとにそうです…

第16回つけたし

あちこちの感想を見て、なるほど人は同じものを見て、違うことを考えるなあとまた象山先生の言を思う。「動きのない回だった」「つなぎだった」という意見をちらほら読んだが、旅先で宙ぶらりんに過ごしていた大所帯の行き先が決まった回だぞ? それが動きで…

第16回 一筆啓上、つね様

最初に言いたい。あの、ニュース速報のテロップというのはどうにかならんのだろうか。せめて数秒、番組のタイトルと、各回のタイトルが出る間だけは待てないものか。いや飛行機が落ちたとか、大事件の犯人が捕まったとかならしょうがない。選挙結果だよ。数…

"love"の反対語は"hate"ではなくて"fear"です。

後半のほうがもっと好みかも。"wise"の反対語は"stupid"ではなくて"confused"です。近所のアニエスbに貼ってあった、オノ・ヨーコの文章より。 いろいろ困ったおばさまではあるが、こういうのを読むと、やっぱり伊達に一億人の小姑(ビートルズファンのこと…

第15回 行くか、残るか

んが。穿ち過ぎでしたか、わたくし。すなおに、水戸学どっぷりの鴨は天子様と聞いて「異議なし!」の条件反射→しかし自分を誰かが欺くのは許せないので新見を通じて佐々木にチクる(あるいは、新見の判断を事後承諾)と見ておけばよかったですか。山南さんが…