第17回 はじまりの死

  • ゲーテ曰く、世の中の悲劇の大部分は悪意と奸策からではなく、誤解と怠慢から起こる。偉そに始めてみましたが、たまたま読んだ「若きウェルテルの悩み」にあった一文があまりにも頷けたので、今でも覚えてるだけなんですけど。ほんとにね。ほんとにそうですよ時代を越えて。指差し確認を怠ってはいけません。
  • それと今回一番責任がある人は私、佐々木只三郎氏だと思うんですけどどうでしょう。先週から感じてもいたことですが、あなた、人を選ばなすぎ。浪士200人もいるんだからさ! もうちょっと向いてる奴いるだろいくらなんでも!
  • 殿内、無駄に声がいいせいで実際より有能に見えちゃったのかなあ…。素性がばれたことで恐ろしくなって抜け出すならともかく、江戸に報告するためにわざわざ動くってのがまた駄目すぎて。池田徳太郎が半径5mしか見えてないとしたら、殿内たんは20cmくらいしか見えてないからなあ…。ともかく、合掌。
  • 芹沢さんがどんどんいい人になっていく。「おれはわるいやつだ」て、私を笑い殺す気ですか。近藤に弁解してるし。
  • そして近藤さんは迷ってるなあ。次回でこの迷いは決着するんだろうか。京に長期残留すると言い出したのもトシで、組織のために事件を葬ると決めたのもトシで。それを自分の結論として主役が飲み込んでくれないことには、やっぱり話の据わりが悪いと思うんだけど。「あいつにこんな思いはさせない」って、甘やかしてどうする。いや歳三の側がここでこう変わる筋道はわかるんだけれども。
  • 会津藩お歴々を迎えての宴にて、山南さんは本番に弱いということが判明。いや前からわかってたけど。平助は本番云々ではなく遠慮してたんだろうな。芹沢が、知識をひけらかすというよりけっこう本気で語っているのも可笑しかったが、新見が興味深げに源之丞さんの話を聞いているのも面白かった。
  • 為三郎くんの狂言がなかなか形になっていたが、下地のある子なのかな?
  • 源さん源さん源さーーーん(ただのファンモード)