2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

嫌な相似形に気がついてしまった

「川西幸一の姿勢」と「オードリー春日の姿勢」 いやオードリーは好きなんだけど……

I LoveTo Turn You On

まさかこんなに長くなるとは……いちんち一曲ならたいした負担じゃないだろうと思ったら、とんでもなかったのである。楽しかったけどもさ。そして書き損ねたことがまだあったりして。 『キミトデカケタ』の最初と最後に『働く男』チックな水音が入っているね、…

『シャンブル』全曲レビュー … 15) HELLO

『パープルピープル』がアルバムエンディングで、十分名盤だった。『サラウンド』で宇宙船が空へ帰ってゆき、『パープルピープル』では揃いの衣装から着替えたおっさんたちがそこにいて、楽しげにセッションしている。そこで終わっても、ああ、何かのオトシ…

『シャンブル』全曲レビュー … 14) パープルピープル

メルヘンからうってかわって、シンプルなオフビートと川西幸一のいなせな詞の世界が展開する。まこと、粋でいなせとはこのことよ。 年取ったからって偉そうな顔してる暇はないぜ、いつだってハダカで勝負してやるぜ……と年齢不詳の金髪のドラマーは言う。別に…

『シャンブル』全曲レビュー … 13) サラウンド

前曲で嵐を巻き起こしながら舞い上がったバンドサウンドが、はるかな中空で一瞬静止し、一転して回りながら降りてくる。そして始まる奥田民生の歌。奥田ソロに入っていても不思議はなく、しかし「バンドの音」が濃密に感じられ、ボーカルがやたら幸せそう、…

『シャンブル』全曲レビュー … 12) R&R IS NO DEAD

阿部義晴作詞作曲、そして歌。初聴きで真っ先に思ったのは、「これは……奥田さんに歌ってもらったほうがよかったのでは……」でした。 誤解してほしくはないのだが、私は阿部さんの歌声はとっても好きだ。好きでなくって4年も5年もソロライブに通うか! とか言…

『シャンブル』全曲レビュー … 11) 最後の日

オブラディ・オブラダであって、カンフー・ファイティングである。いや後者は的確じゃないかも。わたくしチープなディスコミュージックに(も)造詣が深くないので。 とにかく奥田民生・詞・曲・歌の本曲は、例によって(スカート穿いたEBI様のヘフナーベー…

『シャンブル』全曲レビュー … 10) BLACKTIGER

作詞作曲川西幸一。「EBI様に男くさい歌詞を歌わせて違和感を楽しみましょう」という『黒い炎』を思い出す曲で、しかし『黒い炎』より……ああもういいか、そういう論調は。 そこで視点を変えて、ユニコーンにおけるボーカル外注制度のようなものについて考え…

『シャンブル』全曲レビュー … 09) 水の戯れ 〜ランチャのテーマ〜

長年、私のなかでEBI様と稲垣吾郎さんは心の同じ引き出しに入ってきたものだが、2004年からはその引き出しに堺雅人さんも加わった。 それで作詞作曲がかの人のこの曲を、堺雅人出演でPVにしたいもんだと勝手にもやもや思うのである。吾郎さんでもいいんだけ…

『シャンブル』全曲レビュー … 08) AUTUMN LEAVES

ここから3曲、EBI様が何かしら表に出ている「EBI横丁」とでも呼びたいラインナップとなる。作詞作曲ボーカルまで担当している本曲は、デモテープ選考会にて奥田と阿部を大爆笑せしめたメランコリックな佳曲である。ってそれ文章おかしいだろ、つながりが。 …

『シャンブル』全曲レビュー … 07) オッサンマーチ

ほっ。テッシーのおかげで再び「年月の恩恵」路線で話ができる。顔見世興行シリーズ、どんじりにひけえしは手島いさむの破れかぶれ熟年ロケンロールだ。 このボーカルがまたよかったわけで。とくに歌い出しの(ピッチ的にも)ぎりぎり感が実にすがすがしい。…

今夜は更新できないので

場つなぎに貼っておきます。とっくに各地で話題騒然ですが。 妖怪たこちゅうとおじいちゃん(もしくはカルピスのマーク) バンドの営業妨害レベルの写りではなかろうか。平然とやってのけるさすがEBI様。そこにシビレる(ry

『シャンブル』全曲レビュー … 06) キミトデカケタ

『ボルボレロ』の項で「王子様」というタームが出たけれども、じゃあおまえにとっての王子様をユニコーンから無理やり一人選べと言われたら、私の場合もちろん川西幸一である。川西幸一である。誤字と思われるといけないので二度言いました。(失敬な) そん…

『シャンブル』全曲レビュー … 05) ザギンデビュー

さてワンノブ5人としての奥田民生が出してきたのは、これまた懐かしい「芝居がかった部門」のナンバー。ダークダックスとかデュークエイセスとかいった名前をつい思い出す(ああ年寄りだとも)曲調の懐かしさとは別に、先にも書いたがこういう曲を堂々と入れ…

『シャンブル』全曲レビュー … 04) ボルボレロ

ここに来て、メンバーが一人づつ自作の曲でボーカルをとる「顔見世興行」的シリーズが前曲から始まってることに気づく。そしてさらにいま気づいたが、順番はたぶん単に五十音順だ。周到なんだか適当なんだかわからないところが持ち味です。ということで、堀…

『シャンブル』全曲レビュー … 03) WAO!

シングル曲である。ボーカルは代わりまして阿部のへなちょこボイス炸裂。わおわお叫んだりもつれて溺れたりいろいろ大変そうな氣志團プロデューサー(42)を、まったくケアすることなく刻まれてゆくバンドのリズムが絶品な一曲である。 今年に入っての復活劇…

『シャンブル』全曲レビュー … 02) スカイハイ

同じ人のボーカルが続く。しかし局長は、あら別腹の変換が(笑)曲調はがらっと変わって、それもそのはず今度は作詞作曲とも奥田民生。ああ、奥田民生だねと納得の詞と曲で、これが1曲目だったら普通にソロアルバムが始まるようにも聞こえそう。 が、これは…

『シャンブル』全曲レビュー … 01) ひまわり

アルバムより先にTV番組で聴いた。1時間の番組のラストがこれで、結論から言うとそれはややもったいない聴き方だった。番組の音質に怒ってる方の言うような理由で音自体をちょっと弱く聴いてしまったかもしれないし、やっぱりこの曲は、何もない空間をぽっと…

It Was 20 Years Ago Today

1989年のアルバム「服部」からユニコーンさんとのお付き合いは始まった。けっこう長い。長いが、その間ずっと、熱狂的にファンをやっていたかというと少々違う。私にとってユニコーンはもちろん「好きなバンド」ではあったけれど、「大好きなバンド」である…