第32回 山南脱走

  • 「いまは山南が頼りなんだ」先生! 全然そういうふうには見えません! 少なくとも山南さんには伝わってないと思います!
  • もう誰か、あの馬鹿男に麻酔銃でも撃って一週間くらい強制休養させてから「話し方教室」に放り込んでやってはどうか。いつまで自分の人となりをわかってくれる昔馴染みだけ相手にしているつもりなのか。新選組が組織として近代化される必要があるなら、副長は人間的に近代化する必要があるんじゃないのか。
  • と語気荒く書いてみましたが、まあ本気で怒ってるわけじゃないんですけどね(棒読み)。相手のやり方に合わせて接しようって気がないのは山南さんもおんなじことだからな。
  • その山南さんの、重い訣別の回だったはずなのに、彼の顔を見るたび大笑いばっかりしてたのはなぜなんだろうな…。度を越した緊張のなせるわざ?
  • 小石を蹴る、らしからぬ子供じみた仕草がつらくって大笑い。近藤さんに話しかけにいくときの、思いきりすぎな作り笑いにつられて引きつり笑い。そしてなんといっても最大の爆笑は明里にマジギレだ。「軍議ではないかー!」レベルの音量を彼女に浴びせてどうするの…最高。
  • そしてまた、あの山南さんが女の人を抱き寄せているという図に、なんかとんでもないエロいものを見ている気がしました。土方が青ピーするより、鴨が酒の口移しするよりいかがわしかったと思います。つくづく、エロとは落差なり。
  • 個人的には、今回一番涙腺に訴えたのは総司とおひでちゃんの場であった。二人とも大人になったよなあ。
  • 捨助がよけいなことをしないでハタキを届けおおせるか、心配で心配でしょうがないのは私だけだろうか。
  • それにしても試衛館の面々はみんないい着物を着るようになって、それがみんなどうも似合っていないのが泣かせる。組が直面している問題の、これほどあからさまな表現もない。顔が追いついているのは近藤さんくらいだし。一方で、総司と左之助だけは変化のない服装だし。