the one and only...
- 引き続き、サー・ジョージ・マーティンについて日本で一番頭の沸いた文章をお楽しみください。
- ああー素敵。もちろん右の髭生やした子供のことじゃなくってよ。しかし左の人もこれで実は現在の阿部義晴より年下なんだな…東洋人は概して若く見えるとはいえ、本当に年齢ってなんだろうと考えさせられます。
- それはともかく。まあそう素敵素敵と泡を吹きつつも、そのうち私にもいささかの疑念が生じたのである。何気なく写りこんでるようでいて、この人けっこうカメラを意識してるんじゃないかと。てかむしろ、かなりの「出たがり」なんじゃないかと…
- だってこうですよ。
あんたがバンドリーダーかよ!(一番美しいけど)
だからなんであんただけカメラ目線なんだよ!(一番ry)
- 極めつけにこんなアルバムまで出してるときた。
Instrumentally Salutes the Beatle Girls
- アーティスト: George Martin
- 出版社/メーカー: One Way Records Inc
- 発売日: 1994/05/17
- メディア: CD
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- なんかこのとぼけた表情が実に憎たらしいというか…ちなみに内容は、プロデューサー様率いるオーケストラによるビートルズナンバーのインストゥルメンタルである。私聴きましたけど(ああジャケ買いしたよ! 悪かったよ!)えーと、全編五線譜にお花が咲いてるみたいなアレンジでしたね…あなたほんとにI Am The Walrusの名アレンジャーなんですかと思った。"Girls"に捧げたからこうなったのかもしれないけど、それにしてももうちょっとこう。
- そういやいろいろ検索していたら、"LOVE"について「こういうことを一番やっちゃいかん人がやってしまった」と嘆いているブログがあった。聴いてない人間としてその評価の是非については控えるが、まあ、何をやっても不思議じゃない人だとは思ってますのよ私はね、このBeatle Girlsの前科でね…
- 話を戻して「出たがり」の件についてだが(戻してもろくな話題でない)当時の録音エンジニア(つまりマーティン氏の部下)ジェフ・エメリックの回想録を読んだら、やっぱり「スポットライトを浴びるのは自分ひとりでいい(と考えてる人)」とか書かれてて生暖かく微笑んだ。ついでに言うとこの本でのマーティン氏は「(部下のアイデアを)自分のアイデアかのように話すことも珍しくなく」だの「権威主義的な口ぶり」だの相当な書かれようなのだが、その一方で初対面で握手した瞬間に「この男のことが好きになった」とも筆者から言われてるのだな。「スタッフ・プロデューサー全員と仕事を終えたところで、ぼくがいちばん気に入ったのは、なんといってもジョージ・マーティンだった」とも。
- 一見矛盾した評価になんとも人間的なリアリティを感じるわけだが、まああれだ、ピアノ弾きに人格を求めるほうが間違いだと思いますのよ私はね。こんな「貴族然とした」佇まいでも、コストに気を配る制作者の顔の持ち合わせもあっても、根っこはミュージシャン側の人なんだろうな、と思うのだ。いわば、どうしても曲げられないエゴを持ってる、そのためにときには他人を踏んづける、しかし困ったことに魅力的な人。そうであってこそ、あの傍若無人な4人(というかほぼ2人)とつっかいつつ、協調もしてこれたんだろうと。
- そんな目立ちたがりプロデューサー様のピアノプレイを堪能できる動画がここに。テクニックの良し悪しはよくわからないが、とりあえずノリの変わり身の鮮やかさに目を奪われます。たとえ曲がチャイコフスキーとアイフィールファインをまとめておちょくってるとしてもな! それにとにかく美し(もういい)
- この項さらに続く…かもしれない。バンド本体より明らかに力の入った記事に我ながら変な笑いが出ます。