週末にあれが来るんじゃなかったのかしらっ!

  • 表示が「3〜6週間で発送」に伸びた。逃げ水っぷりがみごとすぎます。
  • じゃあまたついでの話題を。ほんとはエマリックなエメリック本でおもしろかったくだりのひとつが、「ヨーコはバンドに口を出すとき、ビートルズはこうだ、ビートルズはああだ、と第三者のように名前で語った。しかも絶対に定冠詞theをつけなかった。一度ポールが『ほんとは「ザ・ビートルズ」なんだけどね』と訂正したが、彼女は気にも留めなかった」であった。ご苦労、マッカートニー(笑)
  • しかしこれは、ネイティブ英語スピーカーにはきっと気持ち悪い違いなんだろうなー。ネイティブ日本語スピーカーが、「思うけど」はOK、「思うんだけど」もOK、でも「思うだけど」は変!と感じるのと同じように。と頭ではわかっても五感で実感できるまでに至らないトーシロとしては、同じ間違いを非常にやらかしがちであります。こんなんじゃポールに怒られちゃう><(会いませんから)
  • もっともヨーコさんの場合は、間違いというよりアート的な思想に基づいたあれなのかもしれませんが。

週末にそれが来る…と思うんですけど

  • いま商品ページ見たら「2〜4週間で発送」になってやんの。ぬう…これがkonozamaクオリティというやつか…
  • まあ遅れるなら遅れるでいいんだ。じぶんへのくりすますぷれぜんとって言い訳も立つもんっ(もんっじゃねえ)
  • ついでに落穂ひろい的な話でも。下のサー・ポールの紋章、ふしぎなことに夜はあんまりかぶとむしに見えなくて、鳥とかギターとか細部に目が行く。朝見ると全体のシルエットのほうが印象に残るんだが、私だけかしら。たぶん部屋の明るさに影響されるんだと思うが。
  • もうひとつ紋章がらみで。もともとそんなに英語が読めるわけじゃない私ですが、下でリンクした紋章院の説明ページを見たときには、もう全然「私の知ってる英語じゃねえ!」とあせりました。どうも紋章にだけ使われる用語というのがいろいろあるようで、とくに色名が普通とまったく違うのですね。"Azure"=青、"Sable"=黒、"Or"=金(なにが「あるいは」なんだ!?と当初悩んだ)などなど。考えてみれば日本にも「もえぎ」「あさぎ」「やまぶき」「ときいろ」等、日本語初心者には難関であろう色名が多々あるわけで、これはわかってみればむしろ親近感を覚える約束事ではある。
  • そしてサー・ジョージのつばめが愛らしく抱えている笛(リコーダー=Recorder=録音者、という含意なのだね)。この向かって右から左へ下がる向きを"bend sinister"と言うらしいのだが、紋章においてこの向きには「非嫡出子」という意味合いがあるらしい。まあその文字通りの意味で使われるのは昔の、血統が問われる家柄でのことだったと思うのですが、「サー・ジョージは自らを『正統ではない、なんちゃって録音者』だと思っているのか?」という書き込みも海外のブログにあったりして。
  • そらまあ「ピーター・セラーズ・シングス・ジョージ・ガーシュウィン」だからねえ…真相は定かではないが、もしそこまで考えての意匠だとするならば、あんな顔してやっぱり英国らしい皮肉屋さんだなーというか、ただで叙勲はされてないなーというか、かっけえじいさまだと思いました。結局ファントークかい。

週末にこれがうちに来ます

The Beatles In Mono

The Beatles In Mono

  • まあ「1枚たりとも買ってない」状態からいきなりこれというね。まったくもってヲタとは度し難い存在です(一般論にするな)

本家よりかっちょいいI Saw Her Standing There

  • 先日貼った美麗ジョージ・マーティン氏のピアノ協奏曲は、「他のアーティストが演じるレノン・マッカートニーナンバー」という音楽番組のオープニングだったわけですが、そこから一曲ご紹介したい。スコットランドが生んだ偉大の上にも偉大がつくソウルシンガー、ルル姐さんによる"I Saw Her(Him) Standing There"!
  • そしてI Saw Her...といえば別の先日申し上げたとおり、ビートルズについて個人的にターニングポイントを生んだ曲なわけですが、うん本家のはね、かっちょいいというより得体の知れない胸騒ぎが最大の魅力なの。そこへいくと姐さんのは非常に安心してノレる、大向こうから声をかけたいような粋でいなせなソウルに仕上がっております。ぜひご鑑賞のほどを。
  • 一番すごいのは、このとき姐さんなんとまだ17歳ってことだ。まーさーに"She was just seventeen"ユーノーワライミーンである。髪型とか服とかかわいいしねえ。どっからこんなダイナマイトヴォイスが出るのかー。
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図書館の返却期限が迫ったので

  • 駆け込みでジェフ・エメリック本の書評をやろうかと思ったけど(そうなんです借りたんです)まあ、そう長々と書くこともないかなーと見送りの判断を。いや本自体は面白かったすよ。ハードデイズナイトやヘルプのアイドル4人組の印象しかなしにこれ読んだらショックかもしれないが、「働く4人のお兄ちゃん(と一人のおじさん)」の実録だと思えばかなり納得のいく内容かと。「ヨーコに自分のビスケット食われてジョージ激怒事件」など、ゆかいなエピソードも満載ですた(つうかあのジョージから食い物を…命知らずだなヨーコ)
  • あと、巻末で訳者の人が「ほんとは『エマリック』なんですけど一応慣例に従いました」と言っていた。確かにEmerickだもんなー。エメーソン・レイク・アンド・パーメーとは言わないものね。
  • 今日はここで一曲、We Can Work It Outなどを。なんてことない口パクPVですが、これも数パターンあるうちあんまり見かけないやつで、最後のほう、なぜかマッカートニーが歌えなくなるほど笑っちゃっている。相方が口パクをいいことに奇声でも発していたのか。楽譜スペースに置いてあるヘンな絵が突然ツボに入ったのか。
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